器と風の交差点
- utuwakobako
- 7月15日
- 読了時間: 2分
MAZDA西脇店での展示が、無事に終わりました。
お越しいただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

車のショールームで器を並べる——そんな初めての試みは、
少し不思議で、とても心地よいものでした。
じつは我が家の車は、二台ともMAZDA。
引っ越しを機に、西脇店のお世話になり始めたのですが、
ある日、なぜか担当営業さんではなく店長さんが私たちのテーブルに。
お互いの仕事のことを話していた流れで、
ふいに店長さんが声をかけてくださったのでした。
「ここで一緒にやりませんか?」
と。
それは、ある日ふと吹いた風のような言葉でした。
そこから話は、思いがけない速さで、とんとん拍子に進んでいきました。
西脇のMAZDAは、まだ新しいモデル店舗ではなく、どこか懐かしさのある建物です。
けれど、空間の立派さよりも人の思いで立ち上がった場だったことが、
私たちにとっては何よりうれしいことでした。
今回は久しぶりの直販ということもあり、
個展では並ばないような器や試作品なども少しだけお持ちしました。
お客さまとお話ししながら器を選べる時間は、やっぱり特別でした。
「型にはまらず、自由にできること」——独特の楽しさと冒険がありました。
土曜日には、車のお客さまも器のお客さまも集まって、会場には熱気がこもり、
いつもは涼しいショールームが、思わず汗ばむほど。
その熱も、空気の震えも、まるごと残しておきたいような二日間でした。
とはいえ、展示と販売をひとつのテーブルで兼ねる難しさも感じました。
世界観を静かに伝えるスペースと、自由に選んでいただける場。
それぞれの役割を分けることで、もっと整った展示ができるはず——
次の機会には、そうした工夫も加えてみたいと思っています。
「またやりましょう」と店長さんに言っていただき、
どうやらこの展示、シリーズ化できるかも知れません!
そして秋には、神戸マツダ全店合同イベント「MAZDAファンフェスタ」にも
推薦いただき、出展することが決まっています。
器とは縁がないように思えた場所で、でも、たしかな手触りのあった時間。
なんとも心地よく、暑い(熱い)中でも心の中には爽やかな風が吹いていました。
お忙しいところお越しくださった皆さま、
そして機会をくださったMAZDA西脇店の茨木店長さま
スタッフの皆さま、心よりありがとうございました。 また皆さまと一緒に器選びができる日を楽しみにしています!
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